場面緘黙症の息子とすみっコぐらし

「すみっコぐらし」好きな息子との成長日記

【理想の学校】=ゲームができる学校

息子:「学校はなんで楽しくないんだろう」 と言ってきました。

 

私:「どんな学校だったら楽しくなるの?」 と聞いてみると、

 

息子:「ゲーム(マイクラ)を学校でできるようになったら楽しくなる。」

 

私:「じゃあ担任の先生に提案してみようか」

 

息子:「しなくて良い」

 

場面緘黙症の息子にとって、どんな学校だったら楽しく思えて、不安を取り除けるんだろう。

どんな学校だったら、世の中に増えている不登校の子供たちが、学校へ行ってみようと思える気持ちになるんだろう。と考えてしまいます。

 

 

 

 

 

 

【新学期】3年生になってから

場面緘黙症ASDの息子

 

新学期が始まって2週間が経ちました。

毎年、新学期が始まると息子は情緒不安定になります。

 

慣れないクラス、初めての先生、年々難しくなる学校の授業に心身ともに疲れてしまうようです。

そんな息子のストレス解消法は、自分の世界に入って絵を描いたり、大声を出してごっこ遊びをする事です。

最近は、自衛隊護衛艦の絵を描いたり、すみっコぐらしの絵を描いて遊んでいます。

自衛隊の指揮官になったつもりで大声で命令してみたり、すみっコぐらしの歌をうたったり、家ではとても元気が良いです。

 

一方で、遊びに夢中になってしまっているので、私ができていないことに目を向けさせると、息子の気持ちは荒れてしまいます。

宿題をやってないこと。

お風呂に入ってないこと。

寝る準備をしていないこと。

これらの事を口うるさく言ってしまうと、機嫌が悪くなり、愚痴モードに入ります。

「宿題を作った人が悪い。漢字が難しくて書けない。書き終わるまで一生かかる」

 

毎年恒例の光景です。

春は特にこのような文句が増えます。

桜の花が散ったので、息子の吐く愚痴も春とともに、きれいさっぱり散ってほしいものだなとつくづく思います。

 

そして、この荒れた光景を見て、この一年も息子とともに場面緘黙症ASDで起こる困りと向き合っていかねばと、気合を入れなおす私です。

 

息子が「すみっコぐらし」にはまった理由

場面緘黙症ASDの息子

 

今まで映画やアニメを最初から最後まで集中して観る事ができませんでした。

 

ドラえもん」「ピーターラビット」「ラプンツェル」など子供が楽しめそうな映画やアニメを選んで一緒に観るのですが、必ず途中で耳を塞いだり、目を閉じたり、その場から離れてしまいます。

 

その理由は、暴力的なシーンやこれから何か悪い事が起こる予感のするシーンが

あると、怖くなって観ていられなくなるようです。

 

ドラえもん」は、ジャイアンが怒鳴るシーンで耳を塞ぎ、

ピーターラビット」はウサギ達がいたずらを仕掛けるシーンで目を閉じ、

ラプンツェル」は塔に男が入ってきたシーンで逃げ出しました。😅

 

でも、最近になって最後まで集中して楽しく観られるアニメに出会いました。

それが「すみっコぐらし」です。

 

アマゾンプライムで「とびだす絵本とひみつのコ」を最後まで楽しそうに観ていました💛

声を上げて笑いながらです。

 

その姿を観ていたらとても微笑ましくなりました。

こんなにも声をあげて楽しそうに観ている息子を見たことがなかったからです。

 

「すみっコぐらし」のほのぼのとした温かい世界観に癒されて、尚且つ、

キャラクターの少し不安を抱えながら過ごしている姿に、共感できるのかなと思いました。

息子が笑顔になれる「すみっコぐらし」に出会えて感謝です。

 

不安を感じやすく、外では固い表情が多いので、

楽しい事や笑顔になれる物をたくさん見つけていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2年生が終了しました。

小学1年生に場面緘黙症ASDと診断された息子。

 

学校には行けてはいますが、お友達や先生に気軽に話す事ができません。

トイレに行きたい時や朝の挨拶は小さな声で伝える事はできているようです。

しかし、それ以外は言葉を発することなく、私が学校に行くとクラスメイトに

「なんでしゃべらないの」と聞かれることがよくありました。😅

 

2年生になった当初は、クラスが変わった事や学習量が増えたことによって、

学校から帰宅するとよく爆発していました。

 

宿題を全くやりたがらず、ひたすら自分の好きな本を読んで現実逃避する息子。

21時を過ぎてようやく焦ってくるようで、怒りながら、泣きながら、私に怒鳴りながら渋々宿題をやっていました。

ストレスから、鉛筆を折ったり、消しゴムを粉々にしたり、ノートを破ったりすることもあり、格闘の日々が懐かしく思います😂(今でも多少ありますが…)

 

そんな息子と毎日向き合う中で、解決方法がわからず、心が折れたり、悩んできた1年間でした。

 

今、心に余裕ができているのは、放課後デイサービスの先生、精神科の先生、夫など、サポートしてくれる人に頼ったからです。

自分一人で考えるのではなく、信頼できる人にアドバイスをもらいながら、息子に合う声掛けの仕方や学習の環境を整えることを学んできました。

 

今では宿題に対して”やりたくない気持ち”を爆発することはなくなっています。

取り掛かるまでには時間はかかっていまが、穏やかに宿題ができるようになりました。

 

今までの息子の困りに対して、どのように向き合ってきたかを少しずつ振り返り、記していくことで、息子や自分に少しでも自信が持てていけたら良いと思っています。

 

私も息子も新年度に向けて不安が大きくなる時期ですが、前向きに考えれるよう、振り返りながら次のステップに向けて心の準備していきます。😄